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2010年4月12日 (月)

くも膜下出血

4月に入ってから、脳ドックのお問い合わせが多くなっております。

ジャイアンツの木村拓也コーチが、4/2にシートノック中に突然倒れ(くも膜下出血と診断)意識回復することなく4/7にお亡くなりになった出来事が影響しているものと考えております。
37歳とは、若すぎます。

振り返ってみると、今年1/17に日本ハム1軍投手コーチを務めるはずだった小林繁氏も57歳で心筋梗塞でお亡くなりになっております。いずれも血管障害による突然死であります。

くも膜下出血は、人口10万人当たり約6-16人と報告され、そのほとんどが脳動脈瘤の破裂によるもので、破裂前は全く症状ありませんが、破裂してしまうと状態は急変します。初発症状は、耐え難い頭痛、嘔吐、意識障害がほとんどで、急性発症、突発完成です。

予後は程度により様々であるが、大雑把な言い方をすると1/3がお亡くなりになり、1/3が後遺症を残し、1/3が社会復帰出来るまで回復すると言われております。
40-60歳代に多く、まさに働き盛りの人たちを一気におそう怖い病気です。

我々医療従事者がお手伝い出来ることは、脳のMRA検査です。MRAだけですと検査時間は10分もかかりません。この検査により明らかな動脈瘤の発見は可能です。細かな血管の評価などは、カテーテル検査にかないませんが、大まかな評価はMRAだけで十分です(動脈瘤の好発部位は太い血管の分岐部です)。造影剤も必要としません。

当院で見つかった未破裂動脈瘤の画像をアップします。

Aneurysm

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